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おかしい点は後日修正しまーす。

後半なんかもう投げやり。

オオガキ君、もう少し構成を考えてちょーらい。
上から降ってきた巨大な塊が猛烈な揺れとともに着地した。

大広間には砂埃が舞い上がり、

キホールが"グラスギブネン"と呼んでいた巨大な塊を隠す。

そして砂埃が消えたとき…その姿があらわになった。

黄土色の肌、四本の腕に二対の翼。

一見すると人の形に見えるが、大きさはこちらの五倍と言ったところか。

二本の手には身の丈ほどの大剣を持ち、悪臭を放つ息を絶えず吐き出している。

「何だこいつ…」

隣を見ると、オオガキがあんぐりと口を開け、武器を持ったまま棒立ちでギブネンを見上げている。

「これが女神の恐れていた…物ですか?」

その隣では、ティルベリーが同じようなポーズをとっていた。

恐らく、私も同じような状態でギブネンを見上げているのだろう。

「そうです…グラスギブネン…その昔、エリンを混沌に導いた魔物です…」

三人の後ろで女神が表情を変えずにティルベリーに返答した。

「…倒す方法はあるんですか?」

どう考えても一人で勝てる相手とは思えない。

「以前は光の騎士ルーがパラディンの力を使ってなんとか倒したのですが…」

光の騎士ルー…伝説のパラディンとして崇められている英雄だ。

その英雄でさえ苦戦する相手らしい…。

「光の騎士…」

「光の騎士は厳しい訓練をした者しかなることができないと聞いたことがありますね」

オオガキの呟きにティルベリーが答える。

「グラスギブネンが恐ろしい理由は、その攻撃力と治癒力にあります。

圧倒的な力で全てを破壊し、凄まじい治癒力で攻撃してもすぐに回復されてしまいます。

…私が周囲に封印の結界を張ります。

その中でならギブネンの治癒力と攻撃力は極端に下がるはずです。

ただ…結界を張っている最中、私は全く動くことが出来なくなります。

どうか結界を張っているうちにグラスギブネンを倒してください」

女神はそう言い終わると同時に祈るような姿勢になり、

そのまま空気に溶けるように消えた。

それと同時に周囲に青いバリアのようなものが大広間いっぱいに張られる。

どうやら、これが封印の結界らしい。

「…さてと、やってやりましょうか…」

オオガキがそう言って剣を構える。

「私達ならきっと勝てます!女神様もついてますし…」

ティルベリーがそれに続き、ハンマーを構えた。

「…しょうがない人たちですね」

私もそう言って刀を構える。ただし右手は負傷してしまい、刀を握ることができない。

そして三人同時に走り出す。

ギブネンもこちらに向かって走ってくる。

中央を走るオオガキはその場に留まり、

私とティルベリーが左右に分かれる。

人数を利を生かし、三人で囲む作戦だ。

ギブネンはまず狙いをこちらに定め、横薙ぎに剣を振ってくる。

それを見切った私はジャンプで回避する。

そしてそのままギブネンの足付近に着地し、足を切りつける。

叫び声をあげながらギブネンがよろめく。

更にギブネンの背後からティルベリーが現れ、

ハンマーによる渾身の一撃をギブネンの腕に加える。

ギブネンはその攻撃で大剣を落とし、腕を押さえる。

「でやぁぁぁ!」

オオガキが気合の一声と共に、

腕を押さえ、背中ががら空きとなったギブネンに必殺の一撃を加えにかかる。

オーガを鎧ごと粉砕したジャンプ斬りだ。

そしてあっさりと決まる一撃、倒れこむギブネン。

「か、勝った!」

倒れこんだギブネンを確認してからオオガキが歓喜の声をあげる。

「思った以上に手ごたえが無かった…というか、拍子抜けですね…」

もっと苦戦するかと思っていたのだが…、

怪我どころか、全員無傷で勝利してしまった。

「まぁまぁ~倒せたんだし、いいじゃないですか~」

ティルベリーがいつもののほほんとした口調に戻り、こちらに向かってくる。

……突如彼女が吹き飛ばされた。

一瞬何が起こったのか理解できなかった。

倒れたはずのギブネンが起き上がり、彼女を殴り飛ばしたのだ。

ティルベリーはそのまま吹き飛ばされ、壁に叩きつけられる。

そのまま床にずり落ち、動かなくなる。

ギブネンはそのままの勢いでこちらに襲い掛かってくる。

剣を持っていないせいか、スピードが格段に上がっている。

私はとっさに右に飛んで回避したが、オオガキは回避しきれずに殴り飛ばされたようだ。

「ぐ……」

壁まで吹き飛ばされ、激突して倒れ付してしまった。

そして、こちら側もいまだに回避の動作で宙に浮いたままである。

そこへすかさずギブネンの攻撃が入る。もう回避はできない。

攻撃がもろに直撃し、凄まじい勢いで壁に激突する。

そして、そのまま床へ倒れる。

体中を強く壁に打ったせいか、力が入らない。

ギブネンがこちらへ向かってくると同時に、私の意識は闇へと消えた。



次に目を開けたとき、目の前に女神が居た。

(あぁ、私…死んだのね…)

そう思い、再び目を閉じようとする。

しかし、目を閉じることはできなかった。

辺りの風景はさっきと変わっていなかったからだ。

…どうやら生きているらしい。

「…大丈夫ですか?」

女神が語りかけ、徐々にはっきりしてくる意識……

何 故 私 は 女 神 に 膝 枕 を し て も ら っ て い る の か

その事を理解するまでに数分の時間を要した。

「うっ…全身いてぇー……あれ…?グラスギブネンは!?」

近くで倒れたいたオオガキが立ち上がり、辺りをきょろきょろと見渡す。

壁にもたれて座り込むティルベリーも居る。

どうやら、全員無事だったようだ。

「覚えてないのですか……?」

「え?」

女神の問いかけにオオガキは首をかしげる。

そう、何故生き残れたのか……。

あの状況を覆す何かが起きたのだろう。

しかし、それを誰も覚えていないのだ。

…わからない事は置いておこう。それよりも大事なのは今の現状だ。

「とにかく…エリン崩壊は間逃れたんですかね…?」

「はい、グラスギブネンが倒れたことでキホールの野望は砕かれました…

ですが、キホールの事です。また新たな脅威をもたらすことでしょう…」

私の問いかけに女神が答える。

「それに、あのダークナイト…あれもキホールの仲間だとすると…」

ティルベリーが思い出したように言う。

モルガント…恐らく奴とは再び剣を交えることになるだろう。

しかし、次に戦うときに勝てるとは限らない。むしろ、勝てる気がしない。

「次戦う事になった時のためにもっと強くならないと…」

オオガキが拳を握り締める。新たな決意でもしたのだろう。

「キホールもしばらくの間は何も出来ないでしょう。

グラスギブネンを作るために自分も相当力を使ったはずですから」

キホール…何故エリンを破壊したがるのか、

奴の目的は一体何なのか…。謎だらけの人物だ。

そして、モルガントを従えるほどの実力者……。

恐らく、キホールと対峙すれば私達に勝ち目は無いだろう。

「何はともあれ、しばらくは安全なんですよね?

だったら一度エリンに戻って休憩しませんか…?

特に梓穂さんは怪我がひどいみたいですし…」

ティルベリーは女神の膝枕で休んでいる私を案じているようだ。

「私は大丈夫よ…ほら…」

少々無理をして立ち上がろうとするが、すぐさま倒れてしまった。

右腕の痛みで気づかなかったが、どうやら足のほうも負傷しているらしい。

「大丈夫じゃないじゃん…」

オオガキが近づいてくる。

不思議なことに、オオガキはあまりダメージを受けていないようだった。

最後に見たときは激しく壁に打ち付けられたように見えたが、

そんなことまるで無かったかのようにぴんぴんしている。

「そうですね。では、私の力で皆さんをティルコネイルまで送りましょう」

そういうと同時に女神の体から光が発せられる。

眩しさのあまり、目を閉じてしまう。

次に目を開けたとき、そこはティルコネイルの広場だった。

今までの戦いが嘘のように思えてくるほどにのどかな景色だ。

そして、ティルベリーの肩を借りて千年樹へと戻っていくのであった。
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マッタリカウンター
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