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どう考えてもあの走りは物理的に無理だと思う。

なので少しだけ書き換えました、すんまへん。

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「ここがアルベイダンジョン…」

思わず呟いてしまった。

「ひさびさの戦闘だから戦えるかな~」

オオガキはどうやら今の状況を楽しんでいるらしい。気楽なものだ。

「気を引き締めて行こう!」

ティルベリーが皆に喝を入れる。

道中、ゴブリンやフライングソード等が待ち構えていたが、

難なくなぎ倒して進んでいった。

かなり奥まで潜ったが、一向に最深部にたどり着く気配はない。

「今何階…?」

表情から察するに、少々だれてきたオオガキが階層を確認する。

「今…4階層だったはず…」

ティルベリーが少し間をあけてから答える。

「4階層か…もう少しで終わることを祈りたいな…」

オオガキがそう言って部屋の中に入る。

その時、突然の咆哮と共に巨大な影がオオガキに突っ込んでくる。

ぎりぎりで回避するオオガキ。

突進してきた主はヘビーガーゴイルであった。

生半可な攻撃は弾かれてしまう強敵である。

「うへーいきなり強いの来た…」

オオガキはあからさまに嫌な顔をしている。

「…連携で行きましょうか」

そう促し、アイスボルトを構えて撃ち込む。

顔が冷たくなったヘビーガーゴイルは、狙いをこちらに定めて突っ込んでくる。

一歩下がってその突進を避け、そのままの勢いでヘビーガーゴイルを投げ飛ばす。

派手な音を立てて倒れるヘビーガーゴイル。

そのままアイスボルトを再度構え、撃ち込む。

一瞬動きが止まったところですばやくティルベリーが懐にもぐりこみ、

渾身の力でヘビーガーゴイルを殴り飛ばす。

そしてオオガキが落下地点に回りこみ、ヘビーガーゴイルを斬りつける。

落ちる勢いで威力が増した一撃はヘビーガーゴイルの硬い鱗さえも斬り砕く。

「グ…ガ…ニンゲンメェ…」

と言い残し、ヘビーガーゴイルは崩れ去った。

「ふぅ、終わりましたね」

ティルベリーが一息つく。

「まぁ、これくらいなら連携で余裕ですがね!」

オオガキが威勢よく腕を振り上げる。

「はいはい。先を急ぎましょうか」

勇気りんりんのオオガキを横目に、先を急ぐ。

しかし、まだ階段は続く。

が、階段を降りてすぐのところに扉があった。

オオガキがその扉をあけようとしたその時、

扉から凄まじい殺気が放たれた。

オオガキはとっさに横へ転がる。

…オオガキの居た位置目掛けて扉から剣が生えてきた。

いや、扉越しに誰かが剣を刺したのだ。

そして扉を蹴破って剣の持ち主が現れる。

黒い鎧を着、巨大な剣を携えている。

「お前ら、ここから先はいかせんぞ」

「…何者だ?アンタ」

「俺はモルガント、ダークナイトの長だ」

オオガキの問いかけに、モルガントと名乗る鎧の人物が答える。

ダークナイト…聞いたことがある。

憎しみに満ちた鎧を身に纏い、

邪念に満ちた剣を携え、

人間では考えられないような力を発揮するという。

…三人で勝てるとは到底思えない。

「…それで、そのダークナイトさんが何の用で?」

もしかすると何かの間違いで仲間になってくれるかもしれない。

そんなありえない期待を若干抱きつつ、尋ねる。

「無論、お前達を倒すためにきた」

ですよねー。

その言葉を聞いて、臨戦態勢に入る。

オオガキとティルベリーも戦闘態勢に入る。

「やれるものならやってみろ!」

「やってみろ!」

オオガキとティルベリーが挑発する。

(お願いだからもう少し慎重になって……)

そう思ったが、もう遅い。

オオガキが駆け出し、モルガントに先制攻撃を叩き込んだ。

…はずだった。

「…あれ?」

オオガキが剣を振るった先に居たはずのモルガントが、突然消えたのだ。

「何処を見ている」

突如、モルガントはオオガキの後ろに出現した。

「な!?」

剣を振り下ろすモルガント。

オオガキはそれをかろうじて回避する。

しかしモルガントはそのまま振り返り、別の対象に狙いを定めワープする。

「ひっ!?」

モルガントの向かった先はティルベリーだった。

突然のことにティルベリーは反応することができなかった。

モルガントが、ティルベリーを一刀両断しようと剣を振るう。

その刃はティルベリーの体を貫く……はずだった。

しかし、その刃がティルベリーの体に触れることはなかった。

とっさに梓穂が割って入り、攻撃を受け止めたのだ。

腕に鈍い衝撃が走る。

「ぐっ…」

しかしモルガントはその手を休めることなく、剣が重圧を増してゆく。

女性とダークナイトの鍔迫り合い……

勝敗は火を見るより明らかだ。

(……これは……だめか…も)

モルガントの重圧に負けそうになったその時、

「でやぁぁぁぁ!」

オオガキが捨て身でモルガントに一撃を叩き込む。

「グハッ…」

モルガントの懐に、オオガキの剣が刺さる。

「グ…中々やるじゃないか…今日の所は退いてやる」

そう言うと、モルガントの周囲を黒い煙が覆う。

煙が消えたとき、モルガントは何処にもいなかった。

「なんとか…なったみたいね…」

そう言って、私はその場に肩膝をつく。

モルガントの強力な一撃で、右腕が動かなくなってしまった。

「まったく本気を出していなかったようですね…」

モルガントは明らかに余裕だった。

オオガキの捨て身の攻撃がなければ恐らく全滅していただろう。

「斬りつけられるときに見たけど、あんな大きな剣を片手で振ってた…」

ティルベリーの顔から血の気が引いている。

「とにかく、今は女神様を助けにいきましょう…」

そういって動かない右手を押さえ、先に進む。

しばらく進むと、大広間にたどり着いた。

鉄骨のような得体の知れない柱が並び、

天井には得体の知れない物体が張り付いている。

嫌な感じはするが、動く気配は全くない。

そして、中央には石像が置いてある。

「これは…」

ローブのようなものを纏い、翼がついている石像だ。

祈るように手を握り、神々しいオーラを放っている。

そして、その石像にオオガキは引き寄せられ、手を触れた瞬間…

女神像が眩しく輝き、砕け散った。

そして、石像だったものは女性の姿へと変貌した。

白い衣を纏い、黒い翼を生やしている。

「ここは…?貴方達は誰ですか?」

恐らく、この人が女神なのだろう。

「私達は女神様の危機を察知し、駆けつけてきた者です」

「じゃあ、私の祈りは届いたのですね……。私はモリアン、女神と呼ばれています。」

モリアンは微笑む。女神なので当たり前のことだが、

まるで女神のような美しい微笑みである。

「…困りますね、勝手に人の私物に触れてもらっては」

突如、女神の背後から声がした。

黄色と黒の複雑な模様のローブに黒い翼、

黒頭巾で顔をすっぽりと隠した人物が立っている。

黒い翼があるところから察するに、こいつも神の一種なのだろう。

「…誰?」

「破壊の神…キホールです…」

モリアンは、静かにキホールを睨みつけた。

「おぉモリアン、お目覚めか。

だが…もう遅い。…お前の力を吸収したおかげでグラスギブネンが復活したぞ?」

そういってキホールが上を見る。

そこには、得体の知れない化け物がぶら下がっている。

おそらく、それこそがグラスギブネンというものなのだろう…。

「…これでエリンの世界はまた破滅の世界に変わるなぁ」

「…!キホール!女神の名において命じます!今すぐやめなさい!」

「おいおい、今のお前には何の力も残ってないんだぞ?

そんな状態で俺に勝てるとでも?」

そう言ってキホールがモリアンを突き飛ばす。

よろめくモリアンをオオガキが支える。

「女神様、大丈夫ですか?」

そう言ってからキホールを睨みつけた。

「さっきから偉そうに、破壊の神がなんだよ!」

「何が理由かは知らないけど、エリンを壊されると色々と困るわ」

「そんな事、私達が許しません!」

口々に言いたい事を叫ぶ一同。

「何だ貴様ら…まだ居たのか。虫けらのくせに俺に意見するのか?」

キホールが見下したような口調で語りかけてくる。

「お前の計画を断ち切るだけだ!」

オオガキが剣を構える。

ティルベリーがそれに引き続き戦闘体勢になる。

(…モルガントを率いている奴に勝てるのかしら)

そんなことを思いながら、左手で刀を構える。

しかし、キホールは自然体のままこちらを見ているだけだ。

「…ふん、まぁいい。エリンを破壊する前にこいつらでグラスギブネンの力を見るか…」

そういうとキホールは何か呪文のようなものを唱え始める。

キィィィィィィン

耳を覆いたくなるような叫び声が突如聞こえる。

それと同時にキホールが靄のように薄くなり、消えた。

そして、キホールが消えると同時に上から巨大な塊が降ってきた。
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マッタリカウンター
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